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モンスターペアレント.。その親の分類が面白い。 無理難題を言い募る親の姿が目に浮かぶ。 自己防衛型=[特徴]学校(教職員)の「弱点」を探し出して先制攻撃をしかけてくる 溺愛型=子どもから「いじめられた」との訴えを聞くと烈火のごとく怒る 自己愛型=プライドが高い人に多い 利益追求型=金品の要求をしてくる 愉快犯型=苦情等にとまどう相手の様子を見て快感を得る 溺愛型を除けば、一般の“苦情人間”に通じる分類といえるだろう。 自己防衛型は、負けず嫌いで、過剰なプライドを隠し持つ人たちのことだ。転じて攻撃的になりやすく、本来の目的から逸れて、相手に勝つことだけが目的化する。言い負かすとか、謝罪させることで満足を得るタイプだ。 溺愛型もよくいるが、子どもは自分の所有物であるという意識が強いから、子どもにとっても厄介な存在である。子どもの立場にたつという思考に欠け、子どものための解決策という視点を忘れる。「毎晩9時から、学校での様子を1時間半も電話で説明されられ、それが半年も続いた」なんていう親もいるようだ。子どもに対しても自分の思い通りにしようとしがちで、家でも、知らないうちに精神的虐待を犯しているタイプだ。 自己愛型の苦情というのはどういったものか。これはよく分からない。自己愛はだれしも持っている。結局、自己愛に、自己愛で対処するからこじれるのだろう。教職員の自己愛もかなり強いから、親の自己愛とぶつかる。教職員側が、冷静さを取り戻すために、対応マニュアルが必要といった感じか。 利益追求型というのは、まさに犯罪だが、上のタイプから転じてくる場合もあるだろう。対応側が誘発する部分もある。何とかやり過ごしたいという弱い心や、穏便に済まそうという事なかれ主義につけ入ってくる。 愉快犯型も相手につけ入るタイプだが、根本はひまつぶしだから、対応する方が上手ならば、うまく取り込んで協力者に仕立て上げることもできる。その持て余したエネルギーをうまく利用する感じだ。 苦情は期待の裏返し.. すべてのタイプにいえるが、苦情を言い立てる親はエネルギーに満ち溢れている。そんな相手に、それを跳ね返そうというやり方では、受ける方も多大なエネルギーを費やすことになる。 そうではなくて、どう取り込むかだ。相手にも考えさせるとか、ともに行動するように仕向けるとか、利用するぐらいの心構えの方がうまくいく。 そしてそれには集団対処が欠かせない。モンスター級には、ときにダメ出しをする必要があるが、集団でないと効果はない。ひとりでは客観性に疑いをもたれるし、原因を作った張本人にされかねない。 教師というのは、前にも書いたとおり、お山の大将みたいな心境に陥りやすいから、どうしても非難に弱い。 そこでよくあるのが、責任転嫁だ。無理難題の親に対しても、だれかに背負わせて逃げようとしがちだ。 学校内の力関係はそれぞれだろうが、ある学校では校長にのみ背負わさせたり、教頭だったり、学生主任だったり、生活指導の先生だったり…。一番多いのが、担任にすべての後始末を押し付けるやり方だ。それではエネルギッシュな相手にかなわない。相手の壺にはまる。 生徒に協調性を説きながら、教職員間にそれがないのが学校である。先生にとって子どもとの付き合いは大方が気楽だから、何もなければ高度なコミュニケーション能力は育たない。協調行動も苦手のままだ。 無理難題の親の登場はいい機会である。 子ども相手に言いくるめる訓練をいくら積んでも、権利意識をそなえた高学歴の親には通用しない。他の教職員と協調行動をとることをとおして、コミュニケーション能力を向上させれば、客観的な見方ができるようになり、解決策を見出す能力も向上する。そして保護者を取り込むことだってできるようになる |
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